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LA BUONA VITA 宮崎里恵のおいしい出会い
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LA BUONA VITA 宮崎里恵のおいしい出会い

第7話 インテリアで気分上々 宮崎流・笑顔が集まるダイニング

新入りのカーテンは、夜になると昼とは違う顔を見せる。明かりのついた部屋でシェードを降ろすと、ホテルの壁などにも使用されているクラシックな紋様が浮かび上がるのだ。
「春だし気分を一新しようと思って。もちろん、今までのカーテンも寒くなったらまた使うわよ。これからは、洋服を着替えるようにカーテンも衣替えする予定なの」
たかがカーテン、されどカーテン、取り替えた途端に部屋の雰囲気が爽やかになった。

カーテンを取り付けに来てくれたインテリアショップの方に、ダイニングのインテリア選びのポイントを聞いてみたところ、@部屋のスタイル=モダン、クラシック、カントリー、和風など、まずは部屋全体のイメージを決める。Aメインとなる家具や布製品の色(テーマカラー)は、料理・器・衣類と様々な色が来ることを念頭に選ぶ。ベーシックなものが無難。Bダイニングの明かりは蛍光灯よりも白熱灯が適している。…ということだった。
ダイニングの雰囲気を左右するもう一つのインテリアはテーブル回り。そういえば、ここのテーブルは一般に比べて少し低いので尋ねたところ、特注の家具だと判明。

「もともとテーブルと椅子の高さは、靴を履いたままで生活する欧米人の規格だから靴を脱ぐ日本人には高すぎるのよ。これは日本の生活に合わせて作ってもらったの」
なるほど、典型的日本人体型の私が座るにはちょうどいい高さだ。今度買うときにはデザインと値札だけでなく、そういったところにも配慮しなくては。

新聞や雑誌などの調査によると、ダイニングを勉強の場としている子どもたちが増えているという。しかも、好成績をおさめている子どもたちに多いらしい。キッチンから流れてくる音や匂い、家族との会話などで気が散るのでは? と思うが、意外や意外それがかえっていいようだ。

ダイニングで勉強をする際は、「夕飯までに宿題を終わらせてテーブルの上を片付けよう!」と時間設定をするので、自然と集中できるという。人の目があることも、いいプレッシャーとなって効果を発揮するそうだ。ただ、ダイニングテーブルで思い思いの過ごし方をする場合に守ってほしいのが、食事の時間にはスイッチを切り替えて食卓を作ること。その際、役立つのがテーブルクロス。あっという間に食事モードに入れる。宮崎先生も「食事は命あるものを頂く厳かな儀式でもあるのだから、他の生活時間帯としっかり区別して臨むべきではないかしら。雑事に使った食卓を清める意味もこめてクロスをかけることをお勧めしたいですね」と語る。

汚れからテーブルを守るために掛けるのかと思いきや、もともとはヨーロッパでパンを直接テーブルに置くためや、手や口を拭くために使われ始めたクロス。
今はテーブルを飾る意味合いが強いが、奇麗なクロスを使うことで食卓の雰囲気が変われば、食べこぼしに気を付けるようになったり、箸の持ち方に気を配るようになったりと、自然にテーブルマナーが身に付いていくかもしれない。そういう食卓を囲めば、食に対する意識も高まるのではないだろうか。ちなみに、テーブルクロスを使うのは夕食時で、昼食には手軽なランチョンマットを使用する。季節に合わせ、色や柄を楽しめるし、ダイニング全体のコーディネイトの中心にもなるスグレモノだ。
昔ながらの日本の茶の間は、食事をし、勉強をし、すべてを行う家族団欒の場であったように、ダイニングも食事をするだけの場所から、家族の生活の中心として、より心地いい空間にしていく工夫をしてみてはどうだろうか。
取材・文 三枝真理(SAIGUSA Mari)
イタリア・プーリア州の代表的なパスタは、耳という意味のオレキエッテ。
名前の通り耳の形をしているショートパスタです。
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