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LA BUONA VITA 宮崎里恵のおいしい出会い
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LA BUONA VITA 宮崎里恵のおいしい出会い
第9話 パスタ料理は芸術!?

もはやイタリア料理というよりインターナショナル料理として定着しているパスタ料理。一見単純そうでなかなか奥が深い洗練された料理です。パスタの種類は軟質小麦で作る北イタリアの生パスタ、硬質小麦で作る南イタリアの乾燥パスタ、形状の長いもの短いもの、空洞のもの、具を包むもの等々多彩です。形状には理由があり、それぞれに名前がついています。例えば、断面が正方形で食感にコシがあるロングパスタ“キタッラ”はイタリア語でギターの意。ギターのような弦を張った道具で成形されるのでこう呼ばれます。

〇 上段左から「フェットチーネ」(テープ/リボン)、真ん中の長いパスタ「キタッラ」(ギター)、右の細かいマカロニ状のもの「ディタリーニ リガーティ」(線入り指)、中段左「ペンネ」(ペン)、中央の貝殻「コンキリエ」(貝)、右側ラーメン状のもの「タヤリン」(細いカット)、下段左「メッゼ マニケ リガーテ」(線入り半袖)、真ん中「トゥロフィエ」(木屑)、右「オレキエッテ」(小さな耳)
上段左から「フェットチーネ」(テープ/リボン)、真ん中の長いパスタ「キタッラ」(ギター)、
右の細かいマカロニ状のもの「ディタリーニ リガーティ」(線入り指)、
中段左「ペンネ」(ペン)、中央の貝殻「コンキリエ」(貝)、右側ラーメン状のもの「タヤリン」(細いカット)、
下段左「メッゼ マニケ リガーテ」(線入り半袖)、真ん中「トゥロフィエ」(木屑)、右「オレキエッテ」(小さな耳)

パスタ料理に使える食材は無限で国籍を問わず、和風パスタのバラエティーも広く知られています。そしてパスタ料理の重要なコツは、アルデンテに茹でたパスタとソースに茹で汁を適宜加えながら手早く和えること。この瞬間、ソースのオリーブオイルが乳化され、パスタ、具、ソースが三位一体となります。絶妙の相性の一品はまさにイタリア芸術!? だから私は五感を総動員してパスタ料理に取り組みます。

料理研究家 宮崎里恵
パスタの形は数百種、食べるパスタは○種類?

子どものころ、パスタといえばスパゲティのことだった。それもナポリタン。イタリアには存在しない日本独自のメニューだが、当時はナポリ名物だと思い込んでいた。
母の作ってくれるナポリタンには、タマネギやニンジンなどの野菜、ソーセージやベーコン、そして大きめの炒り卵が入っていて、卵好きの私は炒り卵だけを集めて最後に味わっていた記憶がある。口の周りをケチャップで汚しながら。

そのうちミートソース(ミートソーススパゲティをボロネーゼと呼ぶのだと知ったときは、ちょっとしたカルチャーショックだった)が私にとっての定番パスタ料理となり、巷にイタリアンレストランが増えてきてからボンゴレやカルボナーラなどを知った。
それでも、当時はパスタ=スパゲティだった。
今では、料理ごとにいろいろな形状のパスタを使い分けるが、それでも実際に食べたことのあるパスタは数種類だろう。ところが、パスタは「紐」(ひも)を語源とするスパゲティなどのロングパスタ、マカロニなどのショートパスタ、そして生麺・乾麺を合わせると数百種類もあるというから驚きだ。
これからの人生で一体いくつのパスタを食べられるのか分からないが、「この料理にはこのパスタがベスト」といわれる組み合わせのものだけでも、ぜひとも味わっておきたい。そして生パスタをもっと身近なものにしたい。乾麺にはないモチモチとした独特の食感が好きで、スーパーでも手に入るようになったと喜んでいたら、手作りする人もいることを知った。「ああそうか、何たってパスタはマンマの手作り料理だものね、だったら私にも作れるはず」と薄力粉+強力粉・塩・オリーブオイル・ぬるま湯で作ってみたが、 出来はイマイチ。今度は卵を入れて卵パスタに再挑戦! である。
ライター 三枝真理(SAIGUSA Mari)
レシピ 「ナス トマト モッツァレラチーズのパスタ」はこちら
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